ペルー沖の海水温の上昇により、栄養塩の供給が減り、プランクトンの減少、それを餌としているカタクチイワシの減少。ペルーではカタクチイワシを原料とした魚粉を世界中の養殖産業に供給している。ペルーのカタクチイワシの漁獲枠約200万トンに対して、25%の50万トン程度の漁獲しかなく、6月に全面禁漁(無期限)の措置となりました。それに伴い、魚粉相場は加工最高値(平年相場の2倍)を更新しており、世界中の養殖業者は、餌の確保に躍起になる事態となっています。
ここからが本題です。魚粉の供給停止、相場の急騰に伴い、すり身原料となるタイ、イトヨリ、グチ、タチウオ等の相場も高騰しており、本来すり身の原料として供給されるこれらの魚が、養殖魚の餌の原料として奪われた結果、すり身の価格までもが急騰する事態となっています。
すり身原料が欠かせない「練り製品」の業界では、すり身原料の不足よる価格の上昇により製品単価の改定を余儀なくされています。9月からスタートする需要期に価格値上げをしたメーカーも10月、11月、12月と原料価格が毎月上昇していくことは明らかで、販売戦略は当然として、会社の運営そのものの舵取りが重要な局面を迎えている会社も少なくないようです。
うどんのトッピングに【竹輪の磯辺揚げ】欠かせない私としては、海水温が下がって海の栄養価が安定し、カタクチイワシが戻る事を祈らずにはいられません・・・・